【三陸グラウンド整備支援プロジェクト】開始予告 [事務連絡]

【三陸グラウンド整備支援プロジェクト】開始予告

東日本大震災の影響で、グラウンドが使えなくなった岩手県大船渡市のサッカー少年を応援しようと、市内に新たなグラウンドを建設するプロジェクトが17日、始動した。県立大船渡高校出身で、J1鹿島の小笠原満男選手らが発案し、年内の完成が目標。同日、母校を訪れた小笠原選手は「子どもたちだけでなく、市民も利用できるグラウンドにしたい」と話した。
 小笠原選手は震災後に設立された「東北人魂を持つJ選手の会」の発起人の一人。被災地の小学生を招いたサッカー交流大会を県内で開いたり、ボールやシューズを贈ったりしてきた。
 子どもたちと交流を続ける中、グラウンドが被災したほか、グラウンドに仮設住宅が建設されてサッカーができる環境が失われていると痛感。「市内にグラウンドを作れないか」と昨年から同高のサッカー部OBらと話し合い、実現させることにした。
 OBらは今月末、「東北人魂・岩手グラウンドプロジェクト」と名付けた一般社団法人を設立する予定。県内外の企業に協力を呼びかけて2000万円以上を集め、市と協議して建設地を決める。グラウンドはサッカー場1面の広さで、年内の完成を目指し、市民にも無料で貸し出すという。
 17日に同高で開かれたプロジェクト発足イベントには、小笠原選手のほか、日本代表の内田篤人、吉田麻也両選手が参加。大船渡、陸前高田両市の小中学生約200人とミニサッカーなどで交流した小笠原選手は「グラウンドがないために、サッカーをやめてしまう子もいると聞いた。子どもたちだけでなく、市民もお祭りや運動会などに使えるグラウンドにしたい」と期待を語った。
 小学生チームの「FCサンアルタス大船渡」は、震災前に使っていた小学校の校庭に仮設住宅が建ったため、他校のグラウンドを間借りしている。池田淳監督(43)は「自由に使えるグラウンドがほしかったのでありがたい」と感謝している。

2012年6月18日 読売新聞)

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