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24-4-28第33回復興ボラバス 大槌4活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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24-4-2833回復興ボラバス 大槌4活動報告

今回の参加者は男10717名、埼玉3、富山・神奈川各2、静岡・東京・新潟・宮城1、県内/盛岡・滝沢各1、北上4。当初の活動計画地は釜石だったが、1週間前になっても活動メニューの提供が約束できないことも多く、大槌での活動で募集した。

7;20北上駅前発、8;03遠野・道の駅トイレ休憩、9;40大槌ボラセン着。「トイレはこちらです……?!ない!プレハブが建っている!…「聴いてきます!」…「茶色の建物の裏です!私は受付をしてきます!ボラセンを見学したい人は一緒にどうぞ!

大槌での活動は4回目、これまではボラセンの先導車で現地へ案内頂いたが、今回は地図を渡され、現地へ行くように指示を受けた。これまで同様、シーンとしたボラセン。人数分のワッペンを受け取り、バス待機者への配布、日付・氏名の記入を指示したはずが、末端まで届かなかった。「ワッペン貰っていない人いますか?」「はーい!」…。

前日の照会で今日の作業は確認済み。吉里吉里海岸の清掃…?。詳細については現地で説明予定とのこと。10;00現地着。既に説明が始まっていた。現地スタッフより北上ボラ連を呼ぶ声!「はい、北上市ボランティア連絡協議会、17名です!遅くなりました」「今日は団体2、あとは個人ボラです。担当範囲はそこからここまで、砂に混じっている石、ガラス等を拾って下さい!」海岸清掃は初めて。掘れば掘るほど石が出て来る。全体で100名程だが、海岸線は広くて長い。果てしない大地へ挑む!今日は天気が良い、隠れる日影もない…。北上ボラ連全体休憩の指示をいつだすべきか、現地ボラセンスタッフの動向を注視。10;50ボラセンスタッフより休憩の声。「水分補給して下さい!」活動場所近隣には、コンビニも自販機もない。バスを降りる時、「飲み物は携帯願います!」と指示したから多分大丈夫だろう。

11;55午前の部作業終了。ぞろぞろとバス駐車場まで歩く、ビブレの一団も。

「どちらからの参加ですか?宿泊は?」「神奈川です、花巻温泉に泊ります!」「私も神奈川には何年か住んでいました。藤沢のそばです。花巻の隣、北上から来ました」会話が弾む。

強行日程のようだが、バス代も宿泊費も主催者・教会の負担!なら、参加し易い。宿泊費まで負担することは北上ボラ連では困難。衣は北上ボラ連だが、役職は兼務、実態は…。

最近の参加者は、固定化の傾向も見られる。一部の人・ボランティアだけのために、金を使うのか?ボラ批判の声にどう応えていくのか?100人いれば、100通りの質問・回答があるだろう。だが、現地では支援を求めており、それに応えたいという人がいる…。現地ニーズがある限り、ボラ参加希望がある限り、資金調達が可能な限り、東日本大震災被災県中間支援団体として対応していきたい。

14;00休憩、身を隠す日影が無い。

活動指示書には15;30までとあったが、15;30まで活動すると、18;00北上帰着に間に合わない。現地の仮設トイレは数が少なく、長い列が予想される。北上ボラ連は少し早目に作業を終えることとした。14;55女性は作業終了、15;00男性も作業終了。

15;10現地発、15;30大槌ボラセン発、17;00遠野・道の駅発、17;50北上駅着。

車内で感想アンケート実施。ボラバス運行について、1500円程度の寄付をお願いしたら、多くの方に快諾頂いた。泪が出そうになった。参加者には色々な場で、現地の状況を報告、発信頂きたい。ユーチューブで、英語俳句で、私は震災俳句を詠んでいる。その一部は、イラスト入りでアメリカの雑誌にも紹介頂いた。末尾に紹介させて頂く。

写真は、砂を掘り、石やガラスを拾う作業状況、炎天下での休憩、今回の参加メンバー。明日は大船渡、側溝の泥上げ。

参加者の声を紹介させて頂きます。

「念願の被災地でのボランティア活動に、1日だけですが参加させて頂きました。作業は吉里吉里海岸のゴミ拾いでしたが取れども取れども作業が進まず、本当にきれいになっているのか不安でしたが、何もしないよりは進んだはず。あとは他の皆さんに託すしかありませんが、またあのきれいな茶色の砂浜と、青い海に沢山の人が戻り集う日が来る事を楽しみにしています。北上ボラ連の魅力は、北上市と現地とのボラバス運行にあると思います。バス運行の資金繰りは大変だと思いますが、1回でも多く続けられますよう、祈念いたします。本日は有難うございました」YO

「今回、初めて災害復興ボランティアに参加しました。石を取り除く作業はあまりに量が多く、全部を取り除いて元の砂浜に戻るには、多くの人の力が必要だと感じました。いろいろな県から岩手にボランティアに来ている人もたくさんいて、私ももっと岩手のために出来ることをしていこうと思いました。1年以上経っても、ガレキの山や壊れた建物があって、心が痛みました。内陸に入ると、震災の被害を忘れてしまいがちですが、この景色を忘れずに、生活していこうと思います」SS

A cape in spring

waiting, waiting, but

no sign of return       translation by Kuniharu Shimizu
I met Matsuda san at WHA Japan conference on 29th. He came from the north, a city called Kitakami in Iwate Prefecture. Though the area fortunately escaped the disaster, he, as an employee at the city hall, has been very busy frequenting the disaster areas to help the restoration works.
In haiku reading session at the conference, he shared with us some haiku he had written while engaging in the restoration works. He wrote his haiku on paper flip boards, and showed them one by one as he read his haiku. That was a good way of presentation because voicing sometimes gets unclear.
He was dressed in dark suit but had on a necktie that looked to be made from Aloha shirts, very colorful and vivid. I liked it much and we hit it off right away. And I promised him to make haiga for his haiku, one of which is what you see here today.

http://seehaikuhere.blogspot.jp/search?q=MASANORI

http://www.youtube.com/watch?v=sNUNHVYetU0


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4/8第32回復興ボラバス大船渡 活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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4/832回復興ボラバス大船渡 活動報告

 

今回の参加者は、岐阜・神奈川・宮城・秋田各1、東京2、花巻2、北上4、男9211名。最年少40歳、最高齢54歳。のべ参加者は400名、大船渡は今回で16回目。

7;20北上発、9;30大船渡末崎町・世界の椿館前着。出迎えはNPO法人「夢ネット大船渡」の細川さんほか。

トイレ休憩後、ワカメのボイル作業現場を視察。昨日に引き続きの参加者は5名、新規6名。昨日の参加者の活動場所は、基本的に昨日と同じ家。6軒に分かれて(バスで送迎)、前回・昨日と同じ作業(ワカメのカット、箱詰めなど)。海がしけると収穫出来ないが、出荷の時期は決まっている。ワカメの次は昆布となるが、ワカメほど家族総出ではない。「是非、昆布も手伝わせて下さい!」(昆布作業については調整中。ボラセンからの依頼で漁業復興支援活動となる場合もあり)

11;45バスで作業所を回り、ボラを収容。12;00市立博物館会議室で昼食。新規参加者には博物館の入場券が、2日目の人には椿館の入場券が、夢ネット大船渡から提供された。参加者の声を是非伺いたい、ということで、前日の帰路では車内で感想アンケートを実施、用紙の写しをいくつか夢ネット大船渡さんに渡すことが出来た。

12;50、作業所が近くの人は徒歩で、遠方の人はバスに乗り、作業所へ向かう。

私は、昨日と同様ボラ活動は午前で終り、午後はコーディネーターとして各作業所を回る予定だったが、予定は予定。ボラを作業所へ届け終ると、夢ネット大船渡の皆さんから「少し休憩しましょう、松田さんもよろしかったらレストハウスでコーヒーでも」の声が掛った。「ご一緒して構わなければ、喜んで」

夢ネット大船渡の皆さんはけっこう高齢、時間はあるが、体力的自信が無い(かも)。こちらは青年、体力的自信はあるが、時間が無い(時間が無いと言ってはいけない、時間は作るもの)。受け入れ、取りまとめ、夢ネット大船渡の皆さんご苦労様。

コーヒーごちそうさま、では作業所へ。レストハウス前のアスファルト道路を予想したが、「こちらへ」。岩城さんはレストハウス裏の松林へずんずんと入っていく。「時間があったら、付近を散策頂けるといいんですが…」「あ、ここはランニングに丁度いい。実は私、足は遅いけど結構ハーフマラソンやっていたんですよ。フルも何度か…」「ここの松林は津波の被害は無かったんですねえ…」「津波は、あそこまで来ました」「…」

少し散策し、博物館前の作業所へ。

「こんにちは。北上ボランティア連絡協議会のMです。昨日に引き続き受け入れ頂きまして有難うございます。慣れない作業でご迷惑になっているかもしれませんが、いくらかお役に立っていますか?」「今日の作業は14;30過ぎまでです、バスが迎えに来ますので、時間になったらよろしくお願いします!」「写真を撮らせて下さい!ここはお姉さんがいっぱいで良いですね!」「今日で2日目、腕も上がったんじゃないですか?なんならこのまま置いて行きますので、明日も手伝ってあげて下さい」

普段の休憩は10;0015;00なのだが、ボラの帰宅に合わせて、少し早目の休憩としているところもあった。「一緒に休みましょう」だが、ゆっくりお茶を頂いていると、全個所回れない…回れなくても仕方ないか。

15;30頃までの活動時間なら、余裕でティタイムを一緒できるのだが…それでも構わないが、ここは大船渡の街から遠い(車で30分ほどかかる)、せっかくここまで来たのだから遠くから来たボラには碁石海岸の絶景を見て頂きたい、事後のミーティングも行ないたい、北上帰着時間は守りたい…。

14;30バスでボラを収容、一部徒歩でレストハウス前に集合。記念写真、北上ボラ連、夢ネット大船渡、双方より挨拶。夢ネット大船渡さんの案内で、レストハウス裏の絶景を堪能、限りない海。レストハウスに戻り、買い物、トイレ。夢ネット大船渡さんよりワカメのお土産(昨日もらった人を除く)。

5;15夢ネット大船渡の皆さんから手を振られ、大船渡末崎町発。岩城さん、細川さん、ヤマチョウ大和田商店さん、有難うございました。

本来なら、ここで夢ネット大船渡さんとはお別れのはずだが、昨日の帰路、道に迷った話をしたら、夢ネット大船渡さんより高田まで道案内して頂けるとの申し出。あり難くお受けすることとした、一本松手前までガイド頂いた。重ねて厚く御礼申し上げます。

5月連休までのマッチングは取れませんでしたが、5月中旬以降、昆布、盛駅、ほら吹き大会、その他、無理のない範囲で伺いたいと思います。大船渡夢ネットさんと調整がつかない場合は、大船渡ボラセン経由で、いずれ大船渡には伺います。大船渡から北上へ、内陸への一時避難を引率したこともあり、大船渡での活動日数が最も多いです。被害の大きかった高田・大槌での活動を間に入れながら、助成金をにらみながら、となりますが、今後とも受け入れ方、宜しくお願いします。また、お会いしましょう。73 from KITAKAMI in IWATE JAPAN

次回大船渡は4/29ボラセン(決定)、その次大船渡は5/19又は5/20(調整中)。

写真は、ワカメのボイル作業視察、ワカメの箱詰め・カット作業、博物館会議室での昼休み、今回の参加メンバーと夢ネット大船渡の皆さん。


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4/7第31回復興ボラバス大船渡 活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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4/731回復興ボラバス大船渡 活動報告

 

今回の参加者は、岐阜・埼玉・千葉・神奈川・栃木・秋田・青森各1、奥州1、北上6

9514名。最年少15歳、最高齢55歳、いずれも女性。今回を含めたのべ参加者は389名、大船渡は今回で15回目。7;20北上発、9;30大船渡末崎町・世界の椿館前着。出迎えNPO法人「夢ネット大船渡」の岩城さん、細川さんほか。

前回受け入れて頂いた現地団体「三鉄盛駅ふれあい待合室」の関連団体NPO法人「夢ネット大船渡」の協力を得て、今回の被災地漁業復興支援が可能となった。

私の実家は内陸の農家であり、漁業には縁が無い。被災地で草刈りボラにも従事したが、自宅・実家の庭先の草も刈らずに草刈りに行くのにはいささか……(当日、現地に着かないと作業内容は判明しないのだが、後の祭り)。参加者全員がワカメ収穫作業補助は初体験、今回は新鮮な活動内容。事前協議に時間を要し、現地受け入れ団体にも負担をかけることとなったのだが、前回・今回と事前に活動概要を把握でき、ボラセン活動とは一味も二味も違う、内容の濃いもの、被災者とゆっくり語る時間を得ることが出来たのは嬉しかった。

せっかく来て頂いたのだから、ワカメをゆでるところ、ボイル作業を見て頂こうという事で、トイレ休憩後、まずはその現場(屋外作業)を視察。熱湯に浸かったワカメは色が変わる。ゆで上がったら塩をからめる。塩の方が単価が安いので、塩の量を増やす業者もあるらしい。普段は早朝に作業を終えるのだが、わざわざ作業時間を遅らせて見せて頂いた。あまり無理しないでください、あまり迷惑をかけたくない。

6班に分かれての漁業復興支援活動、ワカメの加工補助。私の班は最年少者と、最遠方者等のグループ。バスで活動先の家へ降ろして歩く。昼、迎えに来ます。漁業の実態を知らない私は詳しく説明できない。どんな作業をさせられるのか、どんなところへ連れて行かれるのか、参加者は不安で一杯だったろう。説明不十分でごめんなさい。

作業内容は、ワカメの先と根の部分を切る、ワカメをほぐす、ワカメを詰める箱を作る、箱にワカメを詰める、箱詰めされたワカメを冷凍庫に積む、など。立ち仕事がメイン。

作業場所は漁業者宅の小さな作業場。近所のおばさん達、家族も、作業員としてかりだされていた。10時作業開始。

11;45バスで各作業場を回り、ボラを収容、昼食は12;00~市立博物館の会議室。こんな立派なところを準備頂かなくても良かったのに、もったいない。迷惑をかけてしまった、恐縮至極。ここは被害もなかったのだろう。食事を取りながら軽くミーティング・事務連絡。「13;00作業再開の予定です。歩いて来た人は、予定時刻までに各作業場にお戻りください。バスで来た人は、12;50までに博物館前のバスにご乗車下さい!」食後館内見学。

分散活動となると目が行き届かない。私はボラ活動を午前で終え、午後は岩城さんと各作業所を回ることにした。「立ち仕事大変でしょう、トイレ等は大丈夫ですか?」「慣れない者ばかりですが、いくらかお役に立っていますか?」「写真を撮らせて下さい!」「また明日も来ますので、宜しくお願いします!」積極的に声をかけて回った。手を動かしながら、現地のお姉さん方は愛相の良い返事を返してくれた。津波で機械を流された事や、作業員の何人かは仮設住宅から通っていること等、聴いてはいけない事を自主的に語って頂いた。宮城での傾聴ボランティアにも参加したが、積極的に尋ねるべきか(津波の話題はタブー)、相手が自主的に語り始めるまで待つべきか、どちらも一長一短でなかなか対応が難しい。差しさわりの無い所で、「どこから来た」とか、「これは何て言うの?」とか、から入るのが一般的だが、「あまり親密にならないでください」とか、「ずっとここに置いて行きます」とか、アットホームな感じで、つい私も冗談を飛ばした。

14;15作業終了、バスでボラを収容、レストハウス前で集合写真、ミーティング、トイレ休憩。レストハウス裏から見た太平洋は、限りない水平線。限りない未来と希望が見えた。夢ネット大船渡の岩城さん、細川さんらに見送られ、ワカメのお土産を頂いて14;45大船渡末崎町発。高田経由の方が早い、高田の街も見れる、という事で高田経由で帰る事としたのだが、道を誤り、思いのほか時間がかかった。17;30北上着。写真は、ワカメのボイル作業視察。ワカメのカット、箱詰め、今回の参加メンバー。

受け入れて頂いた夢ネット大船渡の皆さん、有難うございました。明日もよろしく。


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3/10第30回災害復興ボラバス大船渡 活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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3/1030回災害復興ボラバス大船渡 活動報告

今回の参加者は、男13518名(バス16現地参加2、県外13;東京4、千葉・秋田各2静岡・神奈川・埼玉・新潟・宮城各1、北上5)。今回を含めたのべ参加者は375名、大船渡は今回で14回目。

現地ボラセン(大船渡・釜石)では、活動日・受け入れ人数の縮小が進んでおり、参加を申し込んでも断られる場合が増えてきた、受け入れ可能の決定が直前になる、ということで、今回初めてボラセン経由ではなく、現地団体「三鉄盛駅ふれあい待合室」からの直接要請により活動する事とした。

ボラセンへの活動申込と違い、活動日等の調整・マッチング、参加要項の決定に期間を要し、活動予定日を延期。結局、前回活動から約1ヵ月後の実施となったが、年度末を迎え、ボラ活動への傾倒を注意する声も高まり、私にとっては適度な間隔だったかもしれない。なお、今回初めて現地参加を受け入れた。

ボランティアを必要とする声・箇所はまだまだある、ボランティアに参加したいという声もまだまだある、その声・実態に現地社協ボラセンが応えきれていない。その状況を把握しているのは、現地で活動しているボラ団体であり、その一つが北上ボラ連・将棋連盟北上支部である。これまではボラの受け入れ・派遣に力点を置いてきたが、被災から1年を経過し、活動の緊急性が薄れてきた、周囲を見る余裕が出てきた。今後は多様な展開への適応力を高め、ボラコーディネーター業務の充実を図る必要がある、そのため事前協議・研修等に時間を割くこととなろうが、ボラ受け入れ態勢の拡充はボラ参加者のためでもあり、理解を頂きたい。

嘗てあった新潟水害、その半年後の中越地震、そのいずれにも参加してきた(古くは阪神大震災)。ボランティア活動に金はかけられない、複雑な手続きはしたくない。高速道路を使わず、岩手から新潟中越にマイカーで数年通った。個人ボラ、片道十数時間、現地は遠かった。発生年は避難所の支援、物資の受け入れ、泥出し、炊き出しなど。年数を経るに従い、緊急支援から復興支援、村おこし支援へと性格が変わった。岩手、東日本大震災も同様だろう。大きなガレキはなくなった(全てではない)、ボラの要望・受け入れが少なくなった(全てではない)。災害支援から復興支援へ、ガレキの無い場所での活動時間が増え、ボラの必要性を理解出来ない場合が増えて来るだろう。だが、時間の経過により、被災者も語り合う余裕が出てきた。支援の対象者が、家を失ったこと、家族を失ったこと、などを語る・聴く機会も増えて来ることだろう。参加しなければ味わえない事はいっぱいある、直接現地の匂いを体験すること、痛みをより深く知ることは、ボラ参加者に与えられた特権であり、金をいくら払っても買えない性質のものである。観光・買い物はメインではないが、その要素は今後増えるだろう。その希望に裂く時間が増えて来るものと見込まれる。その時間が増えれば増えるほど、無料ボラバスの性格・運行は困難となり、いわゆるツアー・旅行へと変遷していくかも知れないが、活動の内容・性質を変身し、対応していく予定。ボラ参加各位も、参加の心構えを変えることが求まれていく。農林漁業復興支援へ、買い物・見学ツアーへ、観光の要素を含んだものとなることも理解頂きたい。

前置きが長くなりました。今回で節目の30回目。今年度最後の災害ボランティアです。今後は災害ボランティアではなく、復興ボランティアとなります。

今回は三陸鉄道盛駅で、鉄道車両(津波でエンジンが故障し、動かない)・駅舎の清掃活動。現地ボラセンの受け入れではなく、現地復興ボラ団体の受け入れ(初)です。

7;20北上駅発、遠野トイレ休憩を経て、9;15大船渡盛駅カメリアホール着。現地集合の2名と合流(初の現地参加受け入れ)。ふれあい待合室にてトイレ休憩。

9;30活動内容の説明。雑巾、バケツ、箒、ちり取りなどは、受け入れ団体の「三鉄盛駅ふれあい待合室」、施設管理者「三陸鉄道」より準備頂いた。午前中は鉄道車両の清掃。9;45作業開始。雑巾で車両の内外を拭く。運転席のハンドルも。

9;50私は受け入れ団体と今後の連携について協議。「三鉄盛駅ふれあい待合室」役員が「夢ネット大船渡」の役員も兼ねており、「夢ネット大船渡」として漁業の復興支援の活動要望(快諾)。日程、募集要項等の調整。活動の3週間前には実施要項を確定し、ボラ募集を開始したい。半日の活動ではもったいない、1日の活動メニューを準備頂きたい。もし時間が空いたら、現地の状況説明、被災個所視察、買い物などでも良い。年度末は忙しいので、実施の見通しが立たない。次回は48日頃でどうか。489日でお願いしたい。わかめの収穫のお手伝いを頂きたい。帰りにお土産としてワカメを持ち帰ってほしい。解りました。

10;45休憩。11;00作業再開。鉄道の復旧は何時になるのだろう。都会の電車と違って、こちらは利用者・運行本数とも少ない。費用対効果、採算だけを考えたら、バスへの切り替えも理解できるが、地元の意向を考えたら、鉄道の廃止はとても口に出せない。

12;00車両の清掃終了、昼食休憩。「手を洗って下さい!バスは反対側のロータリーで待機しています」

13;00駅舎の清掃作業開始。箒で天上、壁のほこりを落とす。雑巾で壁や窓を拭く。床に水を蒔き、汚水を掻き出す。取材対応など。

14;00作業終了。きれいになった車両に入り、熱々の「どんこ汁」を頂く。「三鉄盛駅ふれあい待合室」さん「夢ネット大船渡」さんに感謝。深海魚が浅瀬に上がると、口から内臓が出て来る、そういう魚らしい。「ボランティアに来て、ただ汗を流すだけじゃあ…美味しいものを食べるとか、絶景を見るとか。」「それも解るが、経費もかかる。あまり無理しないでください。」

14;30ミーティング。「三鉄盛駅ふれあい待合室」「夢ネット大船渡」の岩城さんは口の達者な方で、ほら吹き大会開催の話や現地の復興状況など、30分余り語って頂いた。

15;00駅舎の前で集合写真。15;10大船渡盛駅前発。17;40北上着。

写真は、作業前のミーティング、鉄道車両・駅舎の清掃活動、今回の参加者。


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2/12第29回災害ボラバス釜石 活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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2/1229回災害ボラバス釜石 活動報告

今回の参加者は、男10111名(県外8;岐阜・静岡・神奈川各1、東京3、茨城2、北上3)。のべ参加者は357名、釜石は今回で8回目。

7;20北上駅発、8;15遠野トイレ休憩、9;35釜石ボラセン着。トイレ休憩、活動内容・道順の確認。雑巾、バケツ、箒、ちり取り、ゴム手袋、給水タンク、軽トラを借用。

事前に連絡しておいたので、棋友のMさん(被災者)がボラセン前で待っていてくれた(有難う)。軽トラを運転する人もすぐ挙手頂き、出発はスムースに進んだ。

9;45ボラセン発、9;50大町現場着。今回はEさん宅2階の室内清掃。廊下、床拭き。床拭きのための家具の移動、オプションでゴミの搬出。Eさん宅では水道が出ないという事で給水タンクを持参したのだが、近所の方から水道の提供があり、給水タンクは最初の一杯だけ、感謝、感謝。Eさんは午後から来るという事で、ずかずかと入らせて頂いた。

床を拭いたタオルは、すぐに真っ黒。バケツの水もすぐに真っ黒。バケツ係は、忙しかった。街中の住宅は、それほど大きくなく、大人数の活動は困難。各所に分かれての活動を希望するボラセンの理由が理解出来た。私はタオルをきつく絞って拭いたが、すぐ水気が無くなってしまう。慣れている人はあまり絞らないで拭くが、それが正解のようだ。

窓を開け、レールを拭くと、タオルはすぐ真っ黒。ここも拭かなければ。

10;45「休憩にしましょう!休憩です!トイレは、交差点筋向いのホテルを借用できます!」「以前来た時は、裏から入ったたんですが?」「私は正面から入り、フロントから教示されましたので、正面から入って構わないと思います」

「各自給水して下さい!」「飲み物をバスに置いて来たのですが、ドアが閉まっていて運転手さんが居ません」「行ってみます」運転手さんは後ろの席で寝ていた。

11;00作業再開。あれほど泥汚れだった床も次第に綺麗になり、清掃する対象が少なくなる。依頼者が来てくれると助かるのだが。

12;00-13;00昼食休憩。12;50依頼者の車が来た。「午後の開始時間には少し早いですが、依頼者が来たようです。依頼者から直接話を伺いたい人は、一緒にどうぞ」全員がついて来た。「Eさんですか?釜石ボラセンからの指示で伺った北上ボラ連のMです。各室を確認して、過不足があったらお知らせください」「台所の戸棚の中もお願いします。タンス・荷物を移動して、この部屋の床下もお願いします。ゴミを出したいんですが、持って行ってもらえますか?」「わかりました。少し早いですが、全員来ているようですので、このまま午後の活動に入りたいと思います、よろしいですか」「良いです、始めましょう」

「では皆さん、お願いします!」

1階の水道が出るようになりました」「融けたのかな、それじゃあ1階の水道を使いましょう

二度拭き、三度拭き、やるところが無くなったので、1階に下り、私は床の氷を割り、外に出した。

14;30作業終了。集合写真には、依頼者にも入って頂いた。資材・軽トラの洗浄。

15;00ボラセン発、腕章を回収。15;45遠野トイレ休憩。

107通行止めの関係で今回も大きく迂回しなければならない。17;30北上帰着。

写真は、床拭き作業、今回の参加メンバー。


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2/11第28回災害ボラバス高田 活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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2/1128回災害ボラバス高田 活動報告

 

今回の参加者は、男15722名(県外11;岐阜・島根・静岡・神奈川・埼玉・青森・秋田1、東京・茨城各2、県内・市外4、北上7)。今回までのべ参加者は346名、高田は今回で8回目。駅に受付員を配置。小型から中型へバスを変更。

7;20北上駅発、8;10遠野トイレ休憩、9;15高田ボラセン着。9;30ボラセン発、10;00小友町モビリアキャンプ場サニタリーハウス着。

ハウス前に車座になり、泥にまみれた想い出の品(アルバム、はがき、写真)を11枚剥がし、泥を落とす作業。簡易マスク・厚手のゴム手袋を持参したが、「こちらをお使い下さい」。現地係員が差し出した強力なマスク・薄手のゴム手袋を借用した。野菜コンテナを椅子に、座っての屋外作業、比較的軽作業。力仕事を期待していた方、ごめんなさい。

恩師に出した年賀状、インクが滲んでうまく読み取れない。未使用切手のアルバムもあったが、表のビニール、裏の台紙と完全にくっついていた。くっついた切手、はがきを剥がすと、紙が裂けてうまく判読できない。果たして住所録代わりになるのだろうか?大半は住所が変わっていて、元の所有者に届くのだろうか。剥がした写真は一まとめにし、残ったアルバムの台紙はゴミへ。

トイレは別のハウス、徒歩3分。ここのは使えない。

途中休憩をはさみ、12;00午前の作業終了。バスで別のハウスに移動。係の方が熱いコーヒーを準備してくれたが、室内は寒い。バスの方が暖かい。

午後の活動は13;00から。軽作業で、時間も短いので、午後は全体休憩は取らない事とした。「各自、適宜休憩を取って下さい!」

14;20作業終了、集合写真。発車しようと点呼を取ったら、1名足りない。トイレだった。14;35現地発、15;05ボラセン着。手洗い、うがい、トイレ。今回は資材の洗浄・返却は無い。

15;25ボラセン発、腕章を回収。瀬畑大橋通行止めの関係で大きく迂回しなければならないが、予定時刻には到着できるだろう。

16;15遠野トイレ休憩、17;30北上帰着。

写真は、写真・はがきの剥がし・清掃作業、今回の参加メンバー。


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1/29第27回災害ボラバス大船渡 活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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1/2927回災害ボラバス大船渡 活動報告

今回の参加者は、男14317名(県外11;福井・大阪・島根・栃木・東京・北海道・秋田各1、神奈川・埼玉各2、県内6;奥州1、北上5)。昨日に引き続きの参加は8名。駅に受付員を配置。

7;20北上駅発、8;10遠野トイレ休憩、9;10大船渡ボラセン着。

「トイレ休憩は15分です!Kさん、トイレの案内をお願いします。その間に受付、マッチングしてきます!」

「男性2名、仮設の防寒ボード貼り、女性2名、引越しのお手伝い(午前中)、残りは漁協栽培センターの泥出しをお願いします!」「…解りました」

ボラバスに戻り、ワッペン配布、作業説明。男性2名、すぐ挙手。女性2名…挙手無し、「では名簿の上から順番に○○さん、○○さんお願いします!以上の方は弁当持参でボラセン前に集合下さい!作業が終わり次第、合流予定です!残りの方は、このままバスで移動します、しばらくお待ちください!」

9;25ボラセン発、9;50栽培センター着(前にも来た)。

今日はこの側溝を行ないます(範囲が広く、延長が長い)。他チームと合同で、エリア分けしての活動。スコップで側溝の泥をすくい、バケツに入れる、バケツの土を一輪車に空ける、一輪車の土を搬出する。側溝の土は凍って、スコップの歯が立たないところも多い。つるはしで砕く。底の土は、配管が邪魔して狭く、移植べらでないと取れない。予定の範囲を終えると、上流へ移動。人数が多いので、つるはし、移植べら、一輪車、数が足りない。

途中休憩をはさみ、12;00午前の作業終了。午後の活動は13;00から14;00まで。
冬に入り、午後の活動を短縮するボラセンが増えてきた。現場にもよるのだろうが、大船渡、大槌では14;00終了。ボラ参加者としては早すぎるが、帰着が遅れると、帰りの新幹線が間に合わない人も出て来る。ボラセンの指示であれば、仕方ない。

午後は、引越し補助の2名も復帰、全体休憩はなし、「各自、適宜休憩を取って下さい!」

14;00作業終了、資材の洗浄、集合写真。現地発の点呼、2名足りない。確認したところ、断熱材貼りの2名は、終日別の現場だった(集合写真、できれば現場で取りたかった。写真に入らなかった方ごめんなさい)。

14;20現地発、14;50ボラセン着。手洗い、うがい、トイレ。人数分の飴を頂く。

15;00ボラセン発。次回の案内書、感想アンケート用紙、飴を配布。腕章を回収。「18;00北上帰着の予定でしたが、17;00過ぎには帰着できそうです」

15;45遠野ともちゃん、トイレ休憩。16;50北上帰着。

写真は、作業前後の側溝、土砂上げ作業、今回の参加メンバー。


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1/28第26回災害ボラバス大槌 活動報告 [災害ボランティア 活動報告]


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1/28第26回災害ボラバス大槌 活動報告

今回の参加者は男13417名(県外11;福井・大阪・京都・東京・千葉・北海道・秋田各1、神奈川・埼玉各2、県内6;花巻1、北上5)。人数が多かったので、バスを中型に変更、駅に受付員を配置。釜石は受け入れの人数制限があり、2週間以上先の予約は受け付けてもらえない、別々の車両で分散活動の要望がある、ということで、釜石(不可の場合は大槌)ではなく、最初から大槌で組んでみた。ボラ受け入れの延べ人数は、釜石より大槌の方が多いが、大槌でのボラ参加者が最近めっきり少なくなってしまった(最近釜石より少ない)事も考慮した。

大船渡・大槌では、少人数の送迎はボラセンでもしてくれるし、資材の借用手続きも不要、現地への案内もしてくれる。大槌の欠点は、遠い事(大服に時間がかかり、活動時間が短い)、ボラセンの入り口がせまく、バスを横付けできない事、ボラセンがあまりにひっそりしている事。

思ったより早く、9時半過ぎには着く事が出来た。バスを道路に止め、「トイレに行きたい人、ボラセンを見たい人は付いてきて下さい!左奥がボラセンです!

午前中は2班に分かれてほしい。男性7名は午前赤浜小、残りは吉里吉里地区、ともに瓦礫撤去。赤浜小への送迎は、ボラセンで行いますのでボラセン前に集合下さい。「わかりました」事前の説明「分かれて活動する場合がありますので、その場合は積極的に挙手願います」が効いたのか、すぐ7名が集まった。「時間が延びる場合も予想されますので、弁当も持って降りて下さい!-ボラセンより、飲み物の差し入れ。

吉里吉里地区、活動現場隣の民宿は営業しているようだったが、こちらは建物の基礎しか残っていない。10時、他チームと合同で作業開始。落葉、泥を土のう袋に詰める。ガレキは低い所に集める。泥は凍っていて、砕かないと、スコップで取れない。日影の部分が特に凍っている。一輪車でガレキ、土のう袋を運麵。詰めた土のう袋はボラセンスタッフが搬出。

9;50休憩。「午前の作業は12時までです」と言ったが、「ゆっくり休ませてあげて下さい、11時半までで良いですよ」ボラセンスタッフの返事。赤浜小チームも合流。赤浜小での活動は、卓球台などの校庭への搬出。量はそんなに多くなかったとのこと。

ボラセンスタッフは常に現場にいる訳ではないが、11時半になるとやって来た。「午前の作業終了です、午後は1時再開です」素直に従うが、そんなに休まなくても良い、もっと活動したいというのがボラの本音だろう。トイレは付近の民家を借用。積雪は無く、路面は乾いているが、風は冷たい。昼食は現場で、半数はバスの車内で食事。

他のボラセンだと、個人からの依頼で、隣の敷地のガレキは意図的に見過ごしたが、大槌の場合は、対象が地区、範囲が広い。あまりに広すぎて、何分の一を終えたのか、達成感はやや低い。暖かくなってからなら、作業もはかどるだろうに。

13;00作業開始、13;50休憩。ボラセンスタッフが来た「休憩中ですか、これで作業終了にしましょう」「もう少し…」「じゃあ、14;10で終了にしましょう、上からの指示ですから」「わかりました、あと10分で作業終了です!

早く帰れば、帰着予定時間は守れる。しかし、活動時間が短すぎると、もっと活動したかったと不満が残る。慣れない土方作業、しかも冬場となると疲労も激しい。町内に泊っているボラは、移動時間が短いが、内陸から参加するボラは、移動に結構時間がかかる、凍結路面になると危険性も増す。全体を見渡して、ボラセンは安全策を取る。右に左に揺れる心を抑えて、ボラセンスタッフの指示には全て従う。

他のボラセンでは、ガレキは搬出している(若しくは搬出予定にしている)が、半年経っても搬出されない現場もある。仮置き場が満杯だとすると、現場に埋める大槌方針も理解できる。現地に再建する場合でも、かさ上げするとすれば、ガレキは地中奥深くなる。

14;10作業終了、資材回収、バスへ…集合写真を失念していた。

14;20現地発、14;30ボラセン前着。「活動報告してきます、トイレの方、ボラセン建物に入りたい人は一緒にどうぞ」ボラセンはシーンとしていた。私の声だけが響く。「釜石ボラセンでは人数制限、ニーズ低下で断られることもあります。大槌から断られることは無いので、今後は釜石に替えて大槌をメインにしましょうかな?飴、人数分貰っていきます!

14;40ボラセン発、15;00釜石ボラセン前通過。

15;40遠野道の駅、集合写真、トイレ休憩。16;50北上着。

写真は、活動状況、今回の参加者。


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11/23大槌 第19回災害ボラバス活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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/23大槌 第19回災害ボラバス活動報告

順番が前後してしまいました、1件抜けていました。

今回の参加者は、私も含め男538(東京3、埼玉1、北上4)。台風の影響、天候不順で大船渡ボラセンは急きょ休み、釜石からOKを頂き、活動先を変更したが、こちらも直前になって急きょ外での活動中止(室内作業は少ない)。困っていたところ、大槌からOKを頂き、結局活動先を大槌に変更…大槌は北上から比較的遠いのでこれまで遠慮していた。

遠野でトイレ休憩。往復に時間がかかるので休憩を短くしたいが、そうもいかない。

9;30釜石ボラセンを通過。予約済みの室内作業だろうか、釜石止まりのボラバスもあった。

マストの隣のサテライトは閉鎖…こっちの方が近かったが、と思いつつ通過し、小学校裏のボラセン着は9;50。「バスはこの先でUターンして戻って着て下さい。長靴等忘れた人は、借用しますので一緒に降りて下さい!受付してきます」ボラセンへの入り口は狭く、バスの横付けが出来ない。ボラセンとなりがサテライト。達磨ストーブをスタッフが囲んでいた。

県ボラセンのワッペンを受領し、配布。「今日の作業は、保育園の水の掻き出し、泥上げです。ボラセンの車が案内しますので、暫くお待ちください。トイレの必要な方は、仮設トイレを利用下さい」

10;00ボラセン発、10;10保育園着。「長靴を持ってきますので、暫くお待ちください」ボラセンスタッフが戻って来るまで、準備不足のボラのために全体の活動開始が遅れる。

保育園の床は全て剥がされているが、床板を支える横木があり、下には水がたまっている。3.11の海水が未だに残っているのだろうか。団体毎に活動場所、教室が割り当てられる。ポンプは1台のみ、北上ボラ連へ割り当て、ラッキー!

ポンプで水をかき、塵取りで泥をすくい、バケツに入れる。バケツの泥を床上に上げ、土のう袋に入れる。袋の口を締め、外に出す。水分を多く含んだ土のうは、形が定まらず、表面にすぐ泥水が吹き出す。床下での作業は、腰が痛くなる。泥水をすくう方も、受け取る方も泥まみれ。泥に接したいボラにとっては、最適の現場かもしれないが、汚れたくないボラにとっては最悪の現場。でも、誰も文句を言わない。

休憩をはさみ、11;55午前の作業終了。ボラセンスタッフより「昼はポンプを休ませて良いですよ」と言われたが、水を汲まないと泥出しが出来ない。騒音の問題も特に無い様であり、私の一存で昼休み時間もポンプを稼働。これで午後の作業がはかどる。

昼休みは駐車場で、各団体が輪になった。他団体の輪に入り、話しかける。「どちらから来ましたか?」

出身も、年齢も、性別も様々だが、同じ現場で、同じ空気を吸っている。この保育園が再開し、子供達の笑い声でいっぱいになることを皆願っている…。

13;00まで昼休みです」と言ったのだが、他チームは午後の立ち上がりが早い。引き上げも早いのだろうか。全体で60名程。

「ポンプの水汲みが終るまで、あちらの教室をやりましょう」「まだ水が残っていますので休憩しましょう」奥の部屋は、床の横板の間隔が狭く、バケツが入らない、上がらない。隣の部屋まで床下を運ぶはめに…。でも、ひしゃくで汲みあげていたのでは、いつ終わるかわからない。近くの住人がおしんことケーキの差し入れ。「何時までいるの?、こんなにたくさん来ているとは知らなかったので」…数・量が足りない。「3時近くまでいると思いますが…」「地元の肩から差し入れが届きました!ここに置いておきますので頂いて下さい!

隣のチームは一輪車に泥水をため、庭の外れで空けていた。それに比べればポンプのあるチームは恵まれている。でも、ポンプがあっても、最後の1センチ位はどうしても水が残ってしまう。

14;00他チームは帰り仕度をはじめる。14;30作業終了。「資材を洗って元の場所に置いて下さい!」さっきの方から2回目の差し入れ、熱々のがんずき。「切ってこなかったので、手でちぎって食べて下さい」「有難うございます」残っていたのは当チームのみ、バスへ持ち帰り。

「バスに乗る前に写真を取ります!バスの前に集まって下さい」

やや閑散としたボラセン。淋しい、厳しいと感じるか、気楽と感じるか。復興の道のりは長い、我々は今日一日だけだが、現地スタッフは、昨日も、今日も、明日も、明後日も…。

14;50大槌ボラセン発、車内でアンケート実施、遠野でトイレ休憩。16;40北上着。

写真は、床下の作業状況、今回の参加者
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1/15大船渡 第25回災害ボラバス活動報告 [災害ボランティア 活動報告]

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1/15大船渡 第25回災害ボラバス活動報告

今回の参加者は男11415名(県外8;東京4埼玉3神奈川1、市外2;紫波・奥州各1、北上5)、うち現会員3、新会員3。のべ参加者は290名。
駅(団長に受付をお願い)で7名を拾い、定刻通り7;20北上駅西口発。アイスバーンでスピードが出せない。大船渡着は9;30頃か。「多少遅れても良いから安全運転でお願いします」(9;45頃になるかもしれません…運転手さん)。「路面状況が悪く、往復に時間がかかると見込まれるので、今日の活動は14;30頃で切り上げることにします。具体的な活動内容については、ボラセンに着いてから紹介されますので、予想に反したものになるかもしれませんが、適応頂くよう協力をお願いします」

8;05遠野着、トイレ休憩。意外と早く着たが、先の路面状況は判らない。

住田よりボラセンへ電話。「到着は9;30過ぎになると思います。人数の変更があります。男11415名です」(何人集まるか判らないので10名程度で予約)。「活動中は腕章を付けて下さい。ボラセンに着いたらトイレ休憩です。Hさん、トイレの場所の案内をお願いします。トイレ後、バス前に集合してください。ワッペンを配布しますので、日付・氏名を記入し、目立つ位置に貼り付けて下さい。作業説明後、このバスで活動場所へ向かう予定です」

住田を過ぎると、路面状況が以外と良い、事故もない。

思ったより早く9;10大船渡ボラセン着。

今日の活動は3番。末崎町の漁協の栽培センター土砂上げ。「30分ほどかかります、お昼は戻ってきません」、…遠い、準備出来次第出発しよう。

資材はボラセンスタッフが準備し、借用不要。ボラセンの軽トラが先導するので、ナビ不要。出発前にボラセン本部へ届け物。「北上の市民から預かりました。被災された方に年越しに呑んで頂きたいということでしたが、遅れてしまいました。数が少ないので、被災者への配布が困難な場合、ボラに配布することでも仕方ないと思います。具体的な扱いは一任します」

出発しようとしたら、ボラセンスタッフより急きょ応援要請。「男性7名程手伝って頂けませんか?移動車両はあちらです。時間はあまりかかりません。倉庫の移動です。終了後合流します」「わかりました」…急きょの依頼に、快く手を上げて頂いた、有難う。ボラセンより飴の差し入れ(1缶まるごと)。

残った8名で9;30ボラセン発、10;00現地着。現場は海のすぐ前、悲惨な状況。育てる漁業、養殖池の周りの側溝は深くて狭い、底には配管がある。個人ボラのSさんが作業説明。「仮設トイレがあります、使用後バケツの水を流して下さい。水道も出ます。今日はこの区間を重点的にお願いします」。つるはしで表面を砕き、移植べらでバケツに入れる。バケツの土砂を一輪車で搬出する。ボラセンスタッフも参加するのが大船渡流。

「全体休憩は合図しますが、疲れたら遠慮なく休んで下さい」とは言ったものの、抜ける人がいない、腰が痛くなる。砂のほかにプラスチックのかけらが混ざり、石も混ざり、配管の裏側から取るのが大変。次第にペースが遅くなる。10;40休憩、飴を配布。

7名も加わり、作業範囲を広げる。養殖池の表面、くぼみの砂が固まり、つるはしで叩いても砕けない。凍っているというが、そうなのだろうか。

Sさんの合図で11;45午前の作業終了。「ここの現場は14;00までです。午後の作業は12;50開始です」もう少し長く活動してもいいのだが…。

バスを降りて、海辺で弁当を開く者、ボラセンスタッフと個人ボラは近くの建物の2階で、私はバスで、三々五々休憩。2階を覗くと、以前事務所に使われていた場所、泥まみれの書類が散乱、窓は一部壊れ、環境はあまり良くない。職員、従業員はどうしているのだろう…。

バスに戻り、飴を配布。「あと10分ほどあります。時間になったら再開願います」一足先にバスを出る。

側溝の蓋は、ほとんど上げられているが、土砂上げの必要な区間は多い。全体面積が広い。以前は土のう袋に入れていたということで、うず高く積み上げられているが、搬出はされず、ずっとそのままになっている。外れた配管、壊れたケーブル、鉄の棒だけ残った電柱、片付け作業が沢山残っており、何時から修理に入れるのか、予想もつかない。ボラ活動が毎日から週末に変わり、大船渡はそろそろ大丈夫なんだという誤解が生まれ、ボラ参加者が減る。受け入れ制限に引っ掛かり、大船渡・釜石からは断られたこともあるが、めげずにどんどん申し込んでいこう。現場はボラをまだまだ必要としている。

午後の作業は養殖池の表面がメイン。スコップで砂をすくい、バケツに入れる。箒で砂を掃き、バケツに入れる。バケツの砂を一輪車に運ぶ。一輪車の砂を現場の外れに運ぶ。午後は全体休憩なし。

13;50作業終了の合図。資材を軽トラに積む。使った資材の泥を落とす。軽くミーティング。「ご苦労様でした、けがをした方はありませんでしたか?」

バスの前で集合写真。横で取ろうと思ったが、足場が悪かった。代わりに、活動日・活動場所を記した受付看板を掲示。

14;10現地発、「ボラセンに着いたら手洗い・うがい・トイレをお願いします。熱い飲み物も準備している筈ですので利用下さい」。最後の飴配布。

14;35大船渡ボラセン着。飲み物は無かった、ごめんなさい。ボラセン本部で次回の予約確認。カレンダーに北上ボラ連の名前がしっかり入っていた。去年は高田で終り、今年は高田で始まった。今節(北上ボラ連主催)と次節(将棋連盟北上支部主催)は大船渡を入れた。その次は釜石をメインに組みたいが、受け入れ人数制限、直前までの受付制限、複数車両での分散活動希望、釜石は敷居が高い。次節、釜石に替えて大槌を入れたが、活動場所直前の変更のリスクを回避したもの。当面、気仙(大船渡・高田)と釜石・大槌のペアで、隔週土・日で組んでみたい。連チャンはきつい面もあるが、参加し易い面もあるだろう。

「なぜ従業員が来ないんだ、ボラと一緒に片付けるといいだろうに」という人もいる。だが、会社があっての従業員、会社が倒産し、再建のめどが無かったら、多分以前の職場から連絡もないだろうし、連絡があっても行かないだろう。

パチンコのチラシが入ると、息子は義援金を持ってパチンコ屋に行く。だからパチンコ屋のチラシが入ると、見せないように抜き取っている、と言う話があった。働き場所もなく、男たちは酒に逃げる、という話もあった。生きていくためにはストレス解消も必要だが…。

「三陸復興応援団きたかみ」では会員(ボラバス支援スタッフ)を募集中。県外会員は会費を減額(入会金・年会費計千円)。会員特典は北上ボラ連主催ボラバスの負担金免除。北上ボラ連のボラバス運行は3月末で一旦締めるが(4月以降は未定)、将棋連盟北上支部のボラバス運行は4月以降も継続の予定。現地の情勢は日々変化していきます。各自ボラセンHPを注視してください。ニーズ・参加希望の有無・多少により、急きょ中止し(現在まで中止はありません)、又は車両の種類(定員)を変更する場合があります。変更等は当HP掲載予定。現地・受け入れスタッフの事情等ご推察・ご理解の上、ご協力・ご参加頂ければ幸いです。

参加各位においては、参加して感じた事を、其々の場で、其々の方法で拡散し、復興につなげて下さい。色々な人が、様々な視点から評価していく事で、芯の太い未来が築かれていく事でしょう。動画で、英語で、一員として、私は震災俳句を詠っていますが、17音はあまりに短く、省略があまりに大きいです。

活動を休止せざるを得なかった団体が、被災地には数多くあります。一方で震災を契機として立ち上がった団体も多くありますが、生き残るのは少ないでしょう。生き残るのに意味があるのではなく、内容と継続が大切です。

ボラ受付メアドにて、意見・要望等も受け付けますので、お寄せください。スタッフ、活動費等の下地が整えば、当会としての独自活動も今後展開していきます。どんな活動をしたいか、すべきか、決めるのは、動くのは、あなたです。

写真は、今回の活動状況と参加者。     小隊長


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